塾の真実

小学2~3年生のお子さんをおもちの方。自分のお子さんの計算をよく見てほしい。

「2桁―2桁」の計算方法にミスは多くないだろうか?時間はかかっていないだろうか?

 

というのは、次のようなことに気が付いたからだ。

41-27を行うときに、僕は「1から7を引けないので、40の10を借りてきて7を引き、

41の1にさっきの差の3を足して4とし、次に2桁目の3から2を引くと答えを14とする。」

 

文字で書くと分かりにくいが、

これを『1から7は引けないから、隣から借りてきて、11から7を引く」

なんてことをやるとなんかややこしくて、ミスが出やすくなる。

 

この計算方法を悪いとは言わないが、せっかくお金を払って塾に行っているのなら

もっといい解き方があるので、そちらを習いたいはずだ。しかし、子どもたちは

それを知らないまま、遠回りのやり方が身に着いてしまう。まことに残念なことだとおもう。

 

ちなみに、世界一塾数を持つ塾に行っていた子からの話しで、計算方法が正しいかまで先生は見てくれない。

答えが合えば〇、間違えば『これ違うよ』で✖が指導である。

 

どういう計算をして間違ったのか、また正しくても「間違った計算方法」で解いてれば、教えてあげればいい

と思うのだが所詮その程度の教える技術なんだろう。

 

解く楽しみはいかに、早く正解を出すかである。これは気持ちがいいものだ。先取りを促すことがメインではない。

子ども一人ひとりに目が行き届くという事はこのような事をしっかりと指導者が分析し、訂正すべきところは直してあげないといけない。それは決してマニュアルにはない。一般的な解き方を左から右へ教えるだけだ。

それでは塾に行く価値なんてあるのだろうか。

保護者の方、それができる先生に子どもたちは教わっているとは限らない。